富士通 FMV 6200 T5 に Debian 6.0 squeeze を新規インストールしました.(12/14 – 12/15)

英語ブログの方にはエントリーを書いたのですが,疲れていて,数日日本語版を書いていませんでした.(もっとも,普通に何ヶ月も更新せずに放置していて,誰も見ないブログのままだが…)

FMV 6200 T5 という, Pentium Pro 200 MHz, 64MB メモリーの PC に Debian 6.0 squeeze をインストールするのは,普通よりかなり大変でした.ルーター兼自宅鯖の PC のブートローダーのトラブルのために, Debian 6.0 squeeze di-beta2-i386 CD 1 を焼いていたので,やってみた次第です.やってみたら,インストーラーから LVM(Logical Volume Manager) を切る事が出来ず, di-beta2-i386 netinst CD で試しても出来ませんでした. (di-beta2-i386 businesscard は試していません.) 結局,3つのフロッピーディスクを使って, ハードディスク・インストーラー 2010/11/27 版 からインストールしました.

CD1the netinst CD だと,インストーラーの partman が LVM や暗号化ファイルシステムのサポート機能を,メモリー不足でロードしなかったものでした.前者のケースで,デバッグ・コンソールから “partman: insufficient memory to support LVM…”(引用ではない.ログは取っていなかった)という感じの文章を見つけた次第. LVM を使いたかったので, partman が LVM をサポートしてくれないのは問題でした.

この FMV は,Debian をインストールするにもぎりぎりで古すぎたのです.

* Debian JP project武藤健志さん荒木靖宏さんが,この問題について公式チャンネルで助けてくれました.武藤さん,荒木さん,ありがとうございます.

* 私は USB メモリーは持っていません.その上,私の Ubuntu 10.10 PC は,フロッピーディスク・ドライヴのエラーで書き込みが出来ません.(古いバージョンの Linux では出来ます.)なので,以下のフロッピー・ディスクのイメージを Windows XP PC にインストールした rawwrtxp.exe で書き込みました.

BG Rescue(2枚)
これは,フロッピーディスク2枚の Linux ディストリビューションで, FMV を自宅LAN につなげたり,ハードディスク・インストーラーを,ブート・パーティションを作ってダウンロードさせたり出来るようにします.
GRUB 起動ディスク
GRUB 起動ディスクを参考にしました.使ったのは, grub-0.97-i386-pc.ext2fs です.http://alpha.gnu.org/gnu/grub/ からダウンロード出来ます. BG Rescue には LILO が含まれていたのですが,知りませんでした.

このサーバーを Debian 5.0 lenny から Debian 6.0 squeeze にアップグレードしました.

安定版としてリリースされるのを待てば良かったのでしょうが,このサーバーをアップグレードしました.

lenny で grub が使えなかったので, lilo に読み込ませるために, /etc/initramfs-tools/initramfs.conf に以下のような編集をしました.(cf. 4.1.6. LILO 用 initramfs の準備)

20c20

< MODULES=most

> MODULES=dep

をしなければなりませんでしたが,第4章 以前のリリースからアップグレードする に従って全体的には成功でした.以下の点が気にかかっていますけど.

続きを読む このサーバーを Debian 5.0 lenny から Debian 6.0 squeeze にアップグレードしました.

英語ブログに読みにくい英文を書いちゃったみたい…

英語ブログこのエントリーについて,何人かの人に,私の英語が悪くて,エントリーが読みにくいと言われました.

#kokusai-international @ IRC@2ch でチャットしている Kaens に

12月 02 10:58:44 Kaens any language is made of a pretty limited number of ways you phrase things

12月 02 10:59:05 Kaens the rest just don’t work or sound awkward

(Omitted)

12月 02 11:06:48 Kaens i just stumble again and again over the unexpected grammar and end up slipping over whole phrases :S

と言われたり.

私の英語力に幾つか問題があるのは予想がついていましたが,分からないなんてほとんど予想しませんでした…

外国人に私の意見を読んでもらうためだったら悪い部分を直すべきなのでしょうけど,事がスパイの身元の流出なんで,ためらっているところです.

Ubuntu Linux のカテゴリーを作り,関連サイトにリンクしました.

Ubuntu Linux(日本語コミュニティ) は, Debian(日本語コミュニティ)不安定版(sid)ベースの Linux ディストリビューションです.デスクトップ向けで現在一番流行っているものと言えるでしょう.私も結構長い間興味を持っていて,2010年10月11日に Ubuntu 10.10 Maverick Meerkat をインストールしたのですが,リンク集 Des Lines de Emmanuel Chanel には,リンクしていませんでした.

以下のサイトを下のような説明でリンクしました.

Ubuntu homepage | Ubuntu
Live CD として配布され,簡単にインストール出来る事から,今一番人気のデスクトップ Linux ディストリビューション, Ubuntu Linux の公式サイトです.サポートのための wiki があります.
Ubuntu Forums
Ubuntu Linux の公式英語掲示板です.
Ubuntu Europe
Ubuntu Linux のヨーロッパのコミュニティです. FreeNode(IRC ネットワークの一つ)のログが取られており#ubuntu#ubuntu-jp (Ubuntu の日本語チャンネル)のログも見られます.
Home | Ubuntu Japanese Team
日本の Ubuntu Linux コミュニティです.日本語用に作ったさまざまなパッケージを独自レポジトリーに入れており,日本語 Remix CD にして配布しています.フォーラムでサポートをしており,情報を蓄積する wiki もあります.

Ubuntu 10.10 Maverick Meerkat amd64 を Linux デスクトップ PC にインストールした.

私は RedHat/Fedora と Debian 以外のディストリビューションをインストールした事はなかったのですが,先週 VirtualBox をインストールしてみたときに,10.04 LTS を仮想PCに入れました.その立ち上がりがとても速く感じたので, Linux PC に Fedora 13 の代わりに Ubuntu 10.10 を入れました.

Live CD から入れたかったのですが,私は LVM を使っており, Gparted などが使えませんでした.なので, alternate CD からインストールしました.もしかしたら, Live CD の時に, LVM をインストールした後,

/etc/init.d/udev restart

とでもすればよかったのかも知れませんが,思いつきませんでした.

数日前 Fedora 11 x86_64 版をインストールした。

インストール段階で ReiserFS を使えるようにしたかったのですが、出来ませんでした。
そもそも、 “boot:” プロンプトの出し方が、 FreeNode の #fedora で、 “hit escape” という答えをもらうまで分かりませんでした。
[ESC]キーを押した後、 “boot:” プロンプトが見つかって、”linux selinux=0 reiserfs” と打ちましたが、機能しません。何故だかは分かりません。バグなんでしょう。 /home パーティションは ReiserFS なので、 ReiserFS が必要だったので、通常のインストールの後、 reiserfs-utils をインストールし、 selinux を無効にしました。
あらら… それを書いている時に、 kernel パッケージを見たら、 reiserfs は元々使えるようでした。ただ、 reiserfs-utils がなかっただけと。ですが、 anaconda(Linux のインストーラー) は、 ReiserFS を選択出来るとは言っていませんでした。

メモリー容量の壁は 4GB @ Intel HDA ドライバー (alsa-driver)

解決済みの問題です.すぐに直される事でしょう.

[追記 22:45 翻訳挿入 3/16 03:04]
* Daniel Koukola さんが,私の間違いだと訂正を入れてきました.これは, AMD/ATI SB600 のバグだそうです.

Realtek ALC889A Audio Codec(ATI azalia) が, Fedora 10 x86_64 のドライバーで認識されないという問題がありました.詳しくは,私自身が書いた alsa doesn’t recognize onboard sound on GA-MA69H-S3H (Fedorabugzilla での投稿.)

[root@star1 ~]# cat /proc/version
Linux version 2.6.27.19-170.2.35.fc10.x86_64 (mockbuild@xenbuilder2.fedora.redhat.com) (gcc version 4.3.2 20081105 (Red Hat 4.3.2-7) (GCC) ) #1 SMP Mon Feb 23 13:00:23 EST 2009
[root@star1 ~]# lspci |grep -i “multi|audio|040[0-3]”
00:14.2 Audio device: ATI Technologies Inc SBx00 Azalia (Intel HDA)

lspci は,カードを認識していました.ですが, alsa のドライバー, snd_hda_intel モジュールが動かず,エラー・メッセージを /var/log/dmesg と /var/log/messages に吐き出しているという次第.

古い HDD 上の Fedora 10 では,そんな問題は起きず,新しい 1TB HDD と 2GB メモリー2枚買ってそこにインストールして問題が起こった次第. DVD からクリーン・インストールまでしてしまいましたが,問題はなくなりませんでした.そう,メモリーが,サウンド・ドライバーに対して大きすぎた訳ですが,パニックで気づかなかった次第.

それで, Fedora 10bugzilla”alsa doesn’t recognize onboard sound on GA-MA69H-S3H.” という報告をしました. Jaroslav Kysela さんは,私に, alsa のスナップショット・ソースからコンパイルして使えるよという返信をくれました.それで,安定版・スナップショットの両方を試しましたが,駄目でした.

で,チャットで相談したかったので, 13日に FreeNode という IRC の #alsa チャンネルに入りました.そして,翌日,二つのメーリング・リスト: alsa-user and alsa-devel(この問題を投稿しました.) に入りました.そして,チャンネルで, Daniel Koukola さんが,夕方から徹夜で,14時間もさいて,相談に載ってくれました.彼の指示にしたがい,私にデバッグのためにソースを編集して,モジュールをロードし, /var/log/dmesg や /var/log/messages にある記録を送りました.そして彼が, Intel HDA ドライバーが, Response Inbound Ring Buffer という領域がメモリーの物理領域の 4GB より後ろにあると,読み込みに失敗する事を突き止めました.とんでもなく酷い問題でしたが,彼には非常に感謝しています.

以下が変更した点です.この後, INSTALL の指示に従い,インストールしました.

[emmanuel@star1 hda]$ pwd
/home/emmanuel/Softwares/alsa-driver-1.0.19/alsa-kernel/pci/hda
[emmanuel@star1 hda]$ diff hda_intel.c{0,}
2215,2216c2215,2218
< if ((gcap & 0x01) && !pci_set_dma_mask(pci, DMA_64BIT_MASK))
< pci_set_consistent_dma_mask(pci, DMA_64BIT_MASK);

> /* if ((gcap & 0x01) && !pci_set_dma_mask(pci, DMA_64BIT_MASK))
> pci_set_consistent_dma_mask(pci, DMA_64BIT_MASK); */
> pci_set_dma_mask(pci, DMA_32BIT_MASK);
> pci_set_consistent_dma_mask(pci, DMA_32BIT_MASK);

* [追記 22:45 翻訳挿入 3/16 03:04] に関して

Thingol Emmanuel_Chanel, hello again 🙂 this is not intel hda driver limitation. it looks like a bug in your southbridge (amd/ati sb600), it says it support 64-bit dma (gcap bit 1 is set), but apparently it doesn’t (at least not for the RIRB).
Emmanuel_Chanel Oh… What a bad news!
* Silkjc has quit (Remote closed the connection)
Thingol Emmanuel_Chanel, why? the workaround is easy… disable 64-bit dma for sb600. 🙂
Emmanuel_Chanel Oh… ok.
Thingol Emmanuel_Chanel, that’s what those two lines (pci_set_dma_mask/pci_set_consistent_dma_mask) do.. disable 64-bit dma. it only needs to be modified so it’s disabled only for sb600 (not for all hda controllers).
Emmanuel_Chanel Oh… ok.
Thingol Oh.. http://www.mail-archive.com/linux-ide@vger.kernel.org/msg06694.html ..seems like sb600 ahci (hdd) controller is broken in the same way. 🙂
Emmanuel_Chanel That bug can disable me to use 2TB SATA HDD or so, too?
Emmanuel_Chanel Thingol: Can I export your comments for my entry?
(Omitted)
Thingol Emmanuel_Chanel, yeah.. but my English is not good. 🙂

007 慰めの報酬を見た.

007 慰めの報酬は, イオン・プロダクションによる 007 シリーズ007 カジノ・ロワイヤルの続編です.
映画が始まった時,部屋を間違えたかと思いました.お約束の穴から覗いている目に向かって 007 が銃を撃つシーンが冒頭ではにないのです.カーチェイスをしているのがダニエル・クレイグなのを見てやっと間違いでないと分かりました.その銃を撃つシーンは,今回はないベッド・シーンの代わりに最後に持ってきてあります.お約束を破ってシリーズをリニューアルしたのだなと感じました.また,グリーンやホワイトなどのユダヤ系の名前も目立ちました.
原作ではヴェスパーの恋人はポーランド人の英空軍パイロットですが,カジノ・ロワイヤルではフランス人になっており,この映画でも彼の事が出てきます.リニューアルされた007シリーズでは,話は次回も続き, MI6 や CIA にも浸透するクォンタムという犯罪組織との戦いがテーマになるようです.